医師だから長生きとは限りません。つまり医学が万能だと思い込んでいるつもりの医師は、自分の健康管理や寿命を延ばすことにはぜんぜん役には立たないのです。そんな自明の理を知りつつも、「自分は医学を修めたので偉い」、と多くの医師は考えているのです。これは目の前の現実を現実だと認識できない、医学的用語で言えば失見当識の状態です。医師は医学という妄想の世界に生きているのです。ある薬剤が心臓病予防に効果がある、
「医学は万能という妄想」に生きる医師... の続きを読む
仕事の現場ではすっかりとITを駆使して仕事をしているのですが、教育現場を見ているとまだ原始的なことをしているなと思っちゃいますね。でも仕方がないのかな、やっぱし勉強や授業をするときは黒板を使って教科書を読んで展開をするスタイルがすっかり固定化されているのですからね。でも今後は教育現場にもどんどんITの波は押し寄せてくると直感しました。電子黒板などのデジタル教材のおかげで、従来よりもかなりスムーズに
デジタル教材で教育が変わります... の続きを読む
これまで未治療の躁うつ病で、躁状態のあげくに言い出した離婚であれば、その事実を元の夫に伝えるまでは、医療者の領分かもしれません。そう考え、患者さんが落ち着くのを待って夫を呼び、話をしたのですが、予想どおり、復縁はかないませんでした。「彼女とは友人としてつき合ってはいけると思いますが、もう一緒に暮らしたいとは思いません。今の穏やかな暮らしは、手放せません」気の弱そうな元夫は、申し訳なさそうにそう言い
未治療の躁うつ病... の続きを読む
今日の立場で考えれば医学はむしろ「自然科学らしさ」の最も不十分な自然科学とも考えられるのですが、鴎外が「自然科学のうちで最も自然科学らしい医学」といい「厳密(exakt)な学問」としての医学を強調している(「妄想」)のは西洋医学に正面からぶつかった時の彼の驚きがいかに大きかったかをきわめて鮮明に物語っているもののように思われます。そして、その感慨は大筋において今日も変わらずにわが国の医学の世界に引
「自然科学らしい医学」を構築... の続きを読む
別棟には四十八畳敷きの道場があり、そこで患者たちは気功や太極拳などの指導を受ける。また、病院本館一階、外来の一角にも畳敷きの部屋がある。その部屋では心理療法が行なわれていた。けっこう元気そうに動き回っている人もいれば、点滴を付けたまま、かろうじて歩けるという人もいる。数人の患者が畳の上に寝転がり、環境音楽のようなテープを聞きながら心身をリラックスさせる。指導者は、臨床心理士さんという若い女性だ。こ
医者と看護婦、患者それだけの人間回路以外にバイパス... の続きを読む