日本の環境・エネルギー政策は総合的だ。日本の自動車に関わる環境対策は、大きく「燃費問題(CO2排出)」と「大気汚染問題(NO、など)」が政策課題としてあげられてきており、最近では、これに加えてリサイクル、企業レベルでの環境対策(水質汚濁など)が加わっており、すべてに対して目配りした総合的な政策となっている。特に燃費改善については、一九六〇年代と古くから規制が行なわれているが、これらは米国マスキー法、日本の「燃費基準」に代表されるように子不ルギー需給問題の側面からの政策であった。一九八〇年代以降になると大気汚染、C02削減といった「環境改善」という側面から政策が数多く打ち出されており、現在の政策の柱は、「既存車のエンジンの高度化」「クリーンエネルギー車の普及・高度化」であり、これにITSに代表されるような「交通システム・物流の高度化」が加わりつつある。
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