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ごみ問題の本質

都は、今回は“戦争”は避け、“TOKYOSLIM”というニュー・キャッチフレーズを掲げて、ごみ減量やリサイクルのキャンペーンを試みてきた。「スリムな東京になろう」というのだ。こうして、東京は平和主義に変身したのだが、陸奥で「ゴミ戦争」が起こった。『河北新報』が1990年2月から始めた一大キャンペーンは、“東北ゴミ戦争”と銘打たれている。そのターゲットの1つは、首都圏に向けられている。首都圏の廃棄物が東北に侵入するのにどう対処するか、というのである。東京は“戦争”を終えたくとも、東北はそれを許さない、というのであろうか。また、ごみ移送「青森事件」は、まだ真の意味では決着がつけられていない、ということだろうか。事の本質が、キャンペーン用語の次元にあるわけでないことはいうまでもない。“戦争”を宣言しながら、東京のごみ問題は、根本的な解決からは程遠い状態にとどまってきた。一方、スリムなお嬢さんを目指すのもよいが、前知事が掲げたような、ごみ問題の本質に挑もうとしないで、はたしてどれだけの体重を減らすことができるというのだろうか。