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台所の区画を取りはらう

マンションの台所というのは、なぜかきっちりと区画されているタイプが多くて不思議に思えます。とくに最近建てられているマンションにこのタイプが顕著に見られます。LDKは家族空間の中心、LとDが分割されているのは稀でつまりはLD十Kということ、台所とLDとの行き来は、家族空間の中での動きとして最も頻度が高くなるのは当然です。だったら、台所とLDの行き来が部屋から出たり入ったりするのではなく、もっと一体の空間にした方がはるかに便利で快適だと思います。

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皮肉な見方をすれば、台所を見られたくないほど散らかしっぱなしにしている主婦の要望に応えたタイプなのでしょうか。間口が狭く奥行きが長いので、居室を四つとればこんな間取りにしかなりません。だから真ん中に長い廊下ができてしまうのは必然です。こんな場合でも、台所の区画を取り去ってしまうと廊下の半分ていどが室内化するため、その面積が台所をオープン化したのに加えられてかなりの広がりを造り出すことができます。この図では食卓を造りつけにしていますが、Lでの食事の際には食卓が配膳台にもなります。LDKの連続が、非常に円滑化したとは思いませんか。